こんにちは、いずみんです。
昨年のこの季節は絶賛脱毛中で心が折れていました。
毛髪が無くなった頭皮からの汗や脂の量にもびっくりしましたし、それによって自分がとても汚い人間になってしまったのではないかと気分が沈みました。抗がん剤治療中は汗に臭いがあり、それも落ち込みの原因の一つでした。
対策としてコットン100%の帽子が活躍しました。
脱毛中の方用の帽子は病院内でも販売していますし、通販でも購入できます。でも、二つ三つとなると地味にお金もかかるので着たおしたTシャツから手縫いで帽子を作りました。
検索をしてみるとみなさん工夫をこらして作られていましたので、
それらを参考にして私なりに作ったものを末尾でご紹介します。
汗と脂対策としての帽子
夏は頭皮から想像以上の脂や汗が出て大変でした。
眉毛やまつ毛も失っているので、汗はダイレクトに目に入ってきます。頭髪が脂や汗を吸収してくれていたんだということを実感しました。おしぼりで頭を拭いている男性の気持ちもよくわかりました。
思いがけないケガ軽減のためにも
掃除の時、テーブルに頭をぶつけたことってありませんか?普段は頭をごつんとぶつけても「あいたたた、、、」くらいで済むのですが、頭髪がないとダイレクトなので痛いというより、流血しそうでした。頭を守るためにも帽子はかぶっていたほうが絶対にいいと思います。
肌にやさしく、長時間でも楽な素材探し
素材の検討
①100円均一の手ぬぐいを巻いてみたのですが、
肌なじみが悪くてやめました。
②お風呂上りのようにタオルを巻いてみましたが、
一日中かぶっていると首がこってきてしまいました。
また、洗濯の量が増えてしまうのでイマイチでした。
③100円均一のバンダナはなんだかラーメン屋さんのイメージに、、、
素材は古Tシャツに決定
UNIQLOのコットン100%のTシャツはいい感じに肌に馴染んで、汗もよく吸ってくれたのでおすすめです。
快適に過ごすにはとにかく枚数が必要なこともあり、気分転換も兼ねてコツコツと15個は作りました。後日談としては5個くらいで十分でした(笑)
いかにも「がん患者」です。的な帽子からの脱却
帽子は病院内の売店や通販でも2000~5000円位で売っています。
病院内の売店では試着ができたので、気に入った形のものを一つ購入しました。ただどれも「いかにもがん患者です」と発信しているようなデザインがとても嫌でした。色もグレー・ベージュ・ブラックで選択肢はありません。
↓こちらはガーゼ素材でサイズ的にもゆったりしており、入院中もストレスなくかぶっていられたのでおすすめです。こちらを型にすることにしました。
楽天市場より購入
https://item.rakuten.co.jp/e-heureux/heureux1071/?s-id=ph_pc_itemname
2800円(送料無料)
制作手順 ①~⑥工程で完成!
あくまでも「室内限定」なので、細かいことは気にしなくて大丈夫です。
Point:①~③のように裾を三つ折りにすることをおすすめします
Tシャツの裾を太めにたくしあげることで、かぶった時の安定感とヘアバンドのように汗止め効果があります。また、あるとないとではおしゃれ具合が違うように思います。
Point:Tシャツのデザインを活かして楽しもう
Tシャツに刺繡がされていたら切り取ってざくざくと縫い留めてみただけなのですが、入院中にかぶったところ、看護師さんにほめていただきました。でも、あまり飾りをつけると重くなるのでほどほどに。
Point:脱毛で頭のサイズが変わっていくので一度に作らない
私は丸刈りにはせず、ボブのままで脱毛を迎えたため、徐々に帽子のサイズがゆるくなっていきました。最初の頃に作ったものは端っこを少し縫ってずれないようにしました。
【制作手順】
①のTシャツの裾の縫い目をいかして約5cm程を、②と③の位置まで三つ折りにします。
④⑤は型となる帽子を裾の位置に沿って1cm外側に沿ってカットします。
⑥崩れないように注意をしながら裏返します。
内側から約1cmをちくちくと縫ったら完成です。
完成品
刺繍の他にも切れ端を利用して飾りをつけたり、色をかえてみたり、アレンジを楽しみました。
ベビー用Tシャツを活用すると更に手間なし
70センチ程度のものがあれば、大人の頭のサイズにぴったりのようなので、更に縫う範囲が少なくていいようです。ご自宅にあって再利用可能であれば試してみてもいいかもしれません。
↓赤い線に沿ってカットして、裏返した状態で約1センチ内側を縫ったら完成!(青い線の部分はカットせずそのままかぶるイメージです)
ユニクロ公式より写真引用
https://www.uniqlo.com/jp/ja/baby/toddler/loungewear-and-pajamas
実はメニエール病になりました
やっと一年半の抗がん剤治療も終わり、これからホルモン療法が始まるという矢先に「突発性低音難聴」から「メニエール病」になってしまいました。リモートですでに復職していたのですが、無理がたたり、また傷病休暇中です。気持ちは以前のように働きたいのですが、身体がついていけなかったようです。
みなさまもなにか不調があったら、はやめに休んだり、気分転換をしたりして乗り切ってくださいね。「メニエール病」については、めまいが落ち着いてからあらためて書きたいと思います。ではでは。